園長挨拶
健爽学園 ゆりかご幼稚園は、幼稚園と保育園のよいところを兼ね備えた、幼保連携型認定こども園です。
昭和41年に創立し、半世紀以上たったいまでは、卒園生は5000人を超えました。親子2代にわたってゆりかごに通ってくださるかたもいらっしゃいます。幼稚園は、お母様のもとを離れて過ごす初めての社会経験ですから、違和感なく、あたたかく、家庭的な雰囲気でありたいと思っております。
人生を年輪に例えると、幼児教育こそがその中核に位置し、質の高い教育を提供する必要性を感じています。古くより「三つ子の魂百までも」との言葉がありますが、まさに、麗しい心と和やかな心とを授けたいと考えております。
また、質の高いピアジェ諸理論を幼児教育に導入し、「天才にはなれずとも準天才にはなれる」を命題にして、ピアジェ教材を使用し、2歳児から年長児、プレスクールでも取り入れ、実施しております。地域では、ゆりかごっ子は、実に元気で、勢いがあり、凛々しく、堂々としていると定評があります。
やって来る 大波小波 なんのその
突破突破で 大成めざせ
そんなお子さまに育ってほしいと願い、日々教育にあたっております。
園長 荒井利夫
ゆりかご幼稚園では教育の一環として、園児が自ら表現する俳句を創作し発表しています。ほんの少しだけですがご紹介します。
- 平成30年12月
ゆうやけに みとれながらも あまさあり
<卒園生 当時小学 4 年生 こうめさん>
※「あまさあり」はさつま芋堀りの焼き芋を食べたところを現しています - 平成30年12月
おちばちり おどりこのように まいおりて
<卒園生 当時小学 4 年生 こうめさん> - 平成30年12月
やさしさが あふれるえんは うつくしい
<卒園生 当時小学 4 年生 こうめさん> - 令和2年度
おそろしい ころなういるす ちらかすな
<在園児 年中組 ゆのさん> - 令和3年度
こいのぼり ふわふわとんで きれいだな
<在園児 年長組 みはるさん> - 令和3年度
うちゅうから のぞいてみたいな あおいほし
<在園児 年長組 りささん>
教育目標
- 豊かな人間性を持ち、生き抜く力の基礎を育成します。
- 自分で考え、意欲を持って行動する子ども、みんなで力を合わせてやり抜く子どもを育てます。
- 年齢相応にバランスのある発達を促します。
ゆりかご幼稚園は、
夢がいっぱいのワンダーランドです
ゆりかご幼稚園のエントランスにある「仲良しアーチ」をくぐると、そこは夢いっぱいのワンダーランド。園舎は三角屋根のログハウス調、木のぬくもりが感じられる温かな作りです。
園庭の遊具も子どもたちに大人気です。実物の6分の1の大きさのスペースシャトル、色とりどりの光の中を滑るレインボースライダー、デンマーク製の赤い汽車など、ワクワクがいっぱいです。
幼保連携認定こども園だから、
教育も保育も安心です
ゆりかごは、平成20年に川崎市第一号の認定こども園を開設しました。その後、平成28年には幼保連携型認定こども園に移行し、幼稚園と保育園のよいところを兼ね備えた園となりました。
これによって、働くママたちへの子育て支援が強化され、2020年4月・5月のコロナ禍による臨時休園の際には、仕事を休めない保護者の子どもたちを受け入れ、「認定こども園のパイオニア」としての実力を大いに発揮しました。
各分野のスペシャリストによる
教育を実践しています
園長は、心理学(=人間学)の博士課程を修了。ピアジェ教具を用いた早期教育にも積極的です。副園長は、大学文学部を卒業。多くの知見を生かして、朗読や俳句、絵本などの教育に尽力しています。さらに、後継者であり、医師である荒井健利は、園児たちの健康面をバックアップ。園児に向けた生物や科学の授業も行います。
さらに、人格的にも優れた教諭保育士が園児たちの日常を温かく見守り、子どもたちの未来を輝かせる教育を行っています。
ゆりかごの早期才能開発とこどもランド
磁気性フェライトを開発された加藤与五郎博士は「わが国は人材開発によって経済の復興をはからなければならない」と、ゆりかご教育に早期才能能力開発を託されました。加藤与五郎博士の門下生である井深大ソニー創設者は、自ら早期才能能力開発センターを設置し、著書「幼稚園では遅すぎる」はベストセラーになりました。
こうした方々の意思を継ぎ、ゆりかご幼稚園では、創立以来さまざまな早期才能能力開発を行っています。朝夕の保育を加えたこどもランドを併設することで、さらにこれが充実し、まさに幼稚園の大学院の機構が備わりました。
豊かな心と体を育む
ゆりかご教育について
幼児の大脳の重さは、成人の8割に達しています。理性を司る前頭前野を成熟させるには、幼稚園教育こそが必須条件との考えから、ゆりかご幼稚園では、全園児に以下のような教育を行っています。
個性を尊重するゆりかご教育
- ひとりひとりのこどもたちの尊い生命の声に耳を傾けて、最善な支援にあたっています。
- ひとりひとりの「小さな成長」を発見して、本人にフィードバックしています。
- 誕生日こそは、王子さまとお姫さまになります。
誕生日を迎えますと、担任教諭保育士に抱かれて、高らかに紹介されて、全園児より盛大な祝福を受けます。 - 心理学者ハビガーストは、幼児への教育活動に、課題分析の概念を提唱いたしました。
だれにも、chance、challenge、championがあります。
教諭保育士は、ひとりひとりに課題分析を施して、少し背伸びすると手が届くタイムリーな課題を用意しています。
絵本活動
お母様たちによるサポートを得て、ゆりかごの絵本活動は60年に迫ろうとしています。保育時間内の読書の時間のほか、貸し出しや読み聞かせ活動などを行っています。
朗読
各教室のスピーカーから流れる名作物語は、副園長と園医師との共演です。傾聴する園児は、物語の筋道を頭で辿り、ファンタジィの世界を描きます。この繰り返しが、園児たちの優れた傾聴力を育てます。
演劇
学年末の「教育発表会」は、宮前文化会館などの大ホールで。ひとりひとりに割り当てられた役になり切るために練習を重ね、本番当日は大勢の観客に感動というメッセージを届けます。
文字教育
年長になると「美しいひらがなスタンプ」で文字に触れます。国語ノートに1文字1文字スタンプを押して、著名な俳句や創作俳句を完成させることで文字の楽しさを知ったあとは、鉛筆文字にもチャレンジしていきます。
俳句の朗誦と
暗誦、創作
副園長による著名な俳句の朗誦は、園児に大人気です。繰り返し聴き、一緒に朗誦することで、いつの間にか子どもたちも暗誦します。さらに自ら俳句を創作し、その情景を絵画でも表現します。
ピアジェ教具
ゆりかごが用いているのは、最後のモンテッソーリ研究所長であるジャン・ピアジェ博士が開発した「集団方式の教具」。認知発達心理学を応用した優れたものです。「天才になれずとも、準天才にはなれる」を理念として、ジャン・ピアジェ博士の教具を効果的に取り入れています。
英語、AI、科学
などの先進的な教育
カナダ人ロージャーストローム講師によるNative English教育、小学校でのプログラミング教育を視野に取り入れた「AIロボット」。さらに、後継者であり、専任医師である荒井建利による「科学の目」など、国際教育や理系教育にも力を入れています。
音楽教育
優れた音響設備を備えた音楽ホール「ゆりかごドーム未来館」では、素晴らしい歌声や、質の高い確かな楽器演奏指導、専任講師によるリトミック等を行っています。
スポーツ教育
からだを動かすことを楽しみ、地道な努力が大切であることを学ぶ教育です。
- 縄跳び
前跳び、後ろ跳び、そして二重跳びや交叉跳びにも挑戦します。年長児全員が出場する「なわとびクラス対抗リレー」は、秋の運動会で最も盛り上がる競技です。運動会が終わると、年中児に縄跳びをプレゼント。翌日からは、年長児がマンツーマンで年中児に縄跳びを教えるのが伝統です。 - サッカー
ゆりかごFCは、県内でも強豪チームとして著名です。
神奈川県及び川崎市フットボール交流大会において、37連勝の偉業を遂げています。 - 世界的な名選手を数多く輩出
ゆりかごの幼少期のスポーツ活動が功を奏し、世界的な名選手を生んでいます。- 安藤信義選手:なわとび・ダブルダッチで世界新記録を打ち立てました。
- 権田修一選手:サッカー・ゴールキーパー。ロンドンオリンピックやワールドカップにおいても活躍しています。
- その他、大学在学中でありながら、出身高校野球部の監督をされて、全国高校野球大会で優勝を導いた卒園生もいます。全国高等学校フットボール大会や野球大会など、あらゆるスポーツ競技で、卒園生が活躍しています。